二戸駅で若手社員向け伝令法訓練会/IGRいわて銀河鉄道

故障した車両と別の車両を連結して救援する作業を確認した訓練=5日、二戸市
故障した車両と別の車両を連結して救援する作業を確認した訓練=5日、二戸市
IGRいわて銀河鉄道(盛岡市)は5日、若手社員向けの実車運転訓練会を二戸駅で実施した。社員は、自力運転が不能になった列車を別の車両でけん引して救援する「伝令法」の手順を確認し、有事に備えた。 倒木などで車両が故障し、伝令法に基づいて復旧した.....
有料会員に登録すれば記事全文をお読みになれます。デーリー東北のご購読者は無料で会員登録できます。
ログインの方はこちら
新規会員登録の方はこちら
お気に入り登録
週間記事ランキング
 IGRいわて銀河鉄道(盛岡市)は5日、若手社員向けの実車運転訓練会を二戸駅で実施した。社員は、自力運転が不能になった列車を別の車両でけん引して救援する「伝令法」の手順を確認し、有事に備えた。[br][br] 倒木などで車両が故障し、伝令法に基づいて復旧した事案が昨年から今年にかけて計2件発生したことを受けて実施。同社社員43人のほか、青い森鉄道の社員13人も見学した。[br][br] 訓練は斗米駅―二戸駅間を走行中の上り列車と鳥がぶつかり、車両に電気を供給するパンタグラフが故障して自力走行が不能になった事態を想定。故障車両を救援するため、社員が制御盤を手動で操作してポイントの切り替える作業などを確認した。[br][br] 訓練後の取材に浅沼康揮社長は「普段コンピューターで制御している運行を人の手で行うのは難しい部分もあるが、社員一人一人の習熟度を高めていきたい」述べた。故障した車両と別の車両を連結して救援する作業を確認した訓練=5日、二戸市