久慈市長「国は詳細な説明を」/日本海溝地震の浸水想定

国が示した日本海溝沿いの巨大地震による津波の浸水想定で、本庁舎が浸水するとされた久慈市の遠藤譲一市長は5日、定例会見で「市民に不安が広がっているが、市としても情報がなく困惑している」と述べ、国に詳細な説明を求める考えを示した。 内閣府が9月.....
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国が示した日本海溝沿いの巨大地震による津波の浸水想定で、本庁舎が浸水するとされた久慈市の遠藤譲一市長は5日、定例会見で「市民に不安が広がっているが、市としても情報がなく困惑している」と述べ、国に詳細な説明を求める考えを示した。[br][br] 内閣府が9月11日に公表した想定では、堤防や水門が効果を発揮した場合でも、久慈市役所は岩手県内にある沿岸12市町村の自治体庁舎で唯一、最大1・5メートル浸水する。一方、庁舎以外の詳細な浸水想定は示されていない。[br][br] 遠藤市長は「市役所の数字のみが示されたが、庁舎より海の近くにある学校や住宅はどうなるのか。市役所が移転すれば良いという話ではない」と強調。[br][br] 現段階では住民向けの説明会も開催できないとし、「市民は自分の地域がどうなるのか知りたいが、市は答えられない。作ったところ(国)が出てきてくれないと」と語った。