八戸・毘沙門のイチョウ ナラタケ病の殺菌作業続く

「毘沙門のイチョウ」の診断結果を公表する斎藤嘉次雄さん(右)=23日、八戸市
「毘沙門のイチョウ」の診断結果を公表する斎藤嘉次雄さん(右)=23日、八戸市
ナラタケ病で衰弱している八戸市田向にある毘沙門公園の「毘沙門のイチョウ」の公開樹木診断が23日、現地で行われた。今年は昨年の倍近い約100個のギンナンが複数箇所で実り、回復傾向ではあるものの、地中では菌糸が根の深くに広まっているため、引き続.....
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 ナラタケ病で衰弱している八戸市田向にある毘沙門公園の「毘沙門のイチョウ」の公開樹木診断が23日、現地で行われた。今年は昨年の倍近い約100個のギンナンが複数箇所で実り、回復傾向ではあるものの、地中では菌糸が根の深くに広まっているため、引き続き殺菌や除去の作業が続く見通しだ。[br] イチョウは推定樹齢550年の古木で、2005年に田向地区の区画整理で現在の場所に移植。感染を確認した16年から、青森県樹木医会事務局長で樹木医の斎藤嘉次雄さんが継続的に診断や治療を行っている。[br] 診断では関係者らがイチョウの根や表皮など細かく確認。斎藤さんは「殺菌剤は3カ月ほどで効果が切れてしまうので、今後は年1回の散布からペースを上げたい」とし、「何としても健全な状態に戻せるよう、今後も観察を進めていく」と話した。「毘沙門のイチョウ」の診断結果を公表する斎藤嘉次雄さん(右)=23日、八戸市