十和田市立中央病院で患者死亡 遺族「適切な医療行われず」市を提訴

2016年に東北町の男性=当時(65)=が小脳出血で死亡したのは、受診した十和田市立中央病院で適切な医療行為が行われなかったのが原因として、男性の遺族が同病院を運営する同市を相手取り、慰謝料など約1200万円の支払いを求める損害賠償請求訴訟.....
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 2016年に東北町の男性=当時(65)=が小脳出血で死亡したのは、受診した十和田市立中央病院で適切な医療行為が行われなかったのが原因として、男性の遺族が同病院を運営する同市を相手取り、慰謝料など約1200万円の支払いを求める損害賠償請求訴訟を青森地裁に起こしたことが23日、分かった。提訴は9月1日付。[br] 訴状によると、16年9月20日午後1時半ごろ、男性は嘔吐(おうと)や頭痛の症状が出たことから同病院を受診し、採血や補液、経過観察が行われた。同4時25分ごろ、男性は激しい頭痛を訴え、深昏睡(こんすい)の意識低下、呼吸と心拍が不安定になるなどの状態となり、約4時間後に死亡した。[br] 原告側は、男性が同病院に到着した時点で、症状などから脳出血などの発症を疑い、直ちにコンピューター断層撮影(CT)検査などをした上、降圧剤の投与など適切な措置をすべきだったにも関わらず、それを怠ったと主張している。[br] 同病院の中谷慎志事務局長は取材に対し、「裁判に関することなのでコメントは差し控えたいが、突然、提訴されて戸惑っている。対応を弁護士と相談している」と述べた。[br] 第1回口頭弁論は10月16日に行われる。