中止の久慈秋まつり 山車組有志がお囃子など披露

息を合わせて小太鼓をたたく6年生
息を合わせて小太鼓をたたく6年生
久慈秋まつりに参加する四つの山車組が20日、久慈市の道の駅くじ・やませ土風館で、お囃子(はやし)や音頭上げを披露した。新型コロナウイルス感染症で今年のまつりは中止になったが、小太鼓の小学生に発表の場を用意した。子どもたちは悔しさを晴らすよう.....
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 久慈秋まつりに参加する四つの山車組が20日、久慈市の道の駅くじ・やませ土風館で、お囃子(はやし)や音頭上げを披露した。新型コロナウイルス感染症で今年のまつりは中止になったが、小太鼓の小学生に発表の場を用意した。子どもたちは悔しさを晴らすように懸命にばちを振り、太鼓の音を響かせた。[br] お囃子、音頭上げの披露は、まつり最終日のお還(かえ)りの日に合わせて実施した。お囃子には巽町組、新町組の子ども、音頭上げには本町組、に組の大人が参加した。[br] 市内では、慣習で小学6年生が小太鼓を担当する山車組が多い。まつり中止で現6年生は小太鼓を経験せずに卒業してしまうため、巽町組が中心になって発表会を企画した。[br] この日は巽町組、新町組の6年生9人が、常設展示の山車に乗って元気いっぱいに小太鼓を披露。大人による伝統の音頭上げでは、新型コロナ収束と来年のまつり開催を願った。[br] 感染対策で集まっての練習はできず、子どもは過去の動画を見たり、小太鼓を自宅にある物で代用したりして個人練習してきた。市立平山小の齋藤康平君(11)は「本来のまつりではないけれど、大勢の前でやれてうれしい」、久慈小の橋上陽(はる)君(11)は「家での練習だったけれど、まあまあうまくたたけた」と晴れやかな表情だった。[br] 巽町組の中新井田強組頭は「まつりの雰囲気は楽しんでもらえたと思う。良い思い出になってくれたら」と話していた。息を合わせて小太鼓をたたく6年生