多世代交流「ちょこっとよさっ亭」開設 認知症支援など対応/二戸

作業しながら談笑する利用者(左)とスタッフ
作業しながら談笑する利用者(左)とスタッフ
二戸市社会福祉協議会(山口金男会長)が、同市福岡落久保に多世代交流の場「ちょこっとよさっ亭」を開設した。年齢や性別に関係なく誰でも立ち寄ることができ、9月上旬から小物作りなどのレクリエーションや生活相談、認知症予防事業を展開中。地域の人が気.....
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 二戸市社会福祉協議会(山口金男会長)が、同市福岡落久保に多世代交流の場「ちょこっとよさっ亭」を開設した。年齢や性別に関係なく誰でも立ち寄ることができ、9月上旬から小物作りなどのレクリエーションや生活相談、認知症予防事業を展開中。地域の人が気軽に交流できる居場所の提供を目指している。[br] 市社協が実施している認知症予防事業に加え、新型コロナウイルスの影響で外出控えが続いた高齢者らが気軽に集える場をつくろうと企画した。[br] 場所は旧「おふくろ亭」の空き店舗。認知症や介護、暮らしの相談には市社協のスタッフが応じ、利用できる制度や関係機関につなげる。男性も楽しめるように、将棋や囲碁、オセロといったテーブルゲームも用意した。[br] 初めて開設した今月2日はマスク作りを行い、訪れた市民が作業をしながら交流を深めた。近くに住む同市の田中八奈子さん(86)は「何かを自分で作ったり、みんなと会話したりするのが楽しい」と笑顔を浮かべていた。[br] 市社協の高橋美佐子事務局長兼地域福祉課長は「子どもから高齢者まで多世代に利用してほしい。利用する人とスタッフが一緒になってこの場所をつくり上げていきたい」と話した。[br] 開設日は毎週月、水、金曜と、原則、市中心部で「市」が立つ毎月9、19、29日。時間は午前10時~午後2時。土日祝日は休み(9の付く日を含む)。予約不要で利用無料だが、飲み物など活動にかかる経費は自己負担。活動を手伝うボランティアも募集している。[br] 問い合わせは市社協=電話0195(25)4959=へ。作業しながら談笑する利用者(左)とスタッフ