肥育牛管理の研修会 三農高生、県営農大生が知識学ぶ

牛の肉質に影響する餌の重要性を生徒らに説く折田勝男さん(左)
牛の肉質に影響する餌の重要性を生徒らに説く折田勝男さん(左)
食肉用として育てる肥育牛の管理を学ぶ研修会が14日、青森県立三本木農業高(遠藤剛校長)で行われた。同校動物科学科2、3年生と青森県営農大生の計約30人が牛の専門家の講義を受け、いい肉質の牛を育てるための知識を学んだ。 県上北地域県民局が主催.....
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 食肉用として育てる肥育牛の管理を学ぶ研修会が14日、青森県立三本木農業高(遠藤剛校長)で行われた。同校動物科学科2、3年生と青森県営農大生の計約30人が牛の専門家の講義を受け、いい肉質の牛を育てるための知識を学んだ。[br] 県上北地域県民局が主催するプロジェクトの一環。県のブランド牛「十和田湖和牛」の高品質化を図るため、農家の飼養管理技術の向上を目指し、牛の血液検査や巡回指導などに取り組んでいる。今回は畜産農家の後継者育成を目的に、同校では初の研修会を実施した。[br] まず、北里大学獣医学部の髙橋史昭准教授が、肥育牛に起きる病気について紹介。ストレスやビタミンA不足が原因となるさまざまな症状を解説し、牛舎の適切な環境づくりを指導した。[br] 座学を終えると、受講生は牛舎へ移動。肥育技術に詳しい地元十和田市の畜産農家折田勝男さんが実技指導の講師役を務め、出荷時期を考えた餌の選択など、栄養管理方法をアドバイスした。[br] 実家でも牛を育てているという2年の金子光さん(17)は「(より専門的な)肥育の知識が聞けた。将来は家の農業を手助けしたいので、いい経験になった」と振り返った。牛の肉質に影響する餌の重要性を生徒らに説く折田勝男さん(左)