宮田温泉(一戸)の魅力発信 地元有志がクラフト展など企画

宮田温泉の前で、イベントの成功に向けてアイデアを出し合う(左から)駒木貴子さん、堺田裕子さん、小軽米健太さん=9月上旬、一戸町
宮田温泉の前で、イベントの成功に向けてアイデアを出し合う(左から)駒木貴子さん、堺田裕子さん、小軽米健太さん=9月上旬、一戸町
知られざる温泉の魅力を知って―。一戸町や二戸市の地元有志が20日、同町月舘の宮田温泉と月舘公民館を会場に、クラフト&フードフェスティバルを開催する。古くはキツネが傷を癒やすために漬かった―との“キツネの湯”伝説も残る同温泉をPRし、収益金の.....
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 知られざる温泉の魅力を知って―。一戸町や二戸市の地元有志が20日、同町月舘の宮田温泉と月舘公民館を会場に、クラフト&フードフェスティバルを開催する。古くはキツネが傷を癒やすために漬かった―との“キツネの湯”伝説も残る同温泉をPRし、収益金の一部を老朽化が進む施設の補修のために寄付する方針だ。有志らはイベントを弾みに温泉の再生と地域活性化につなげたいと、張り切って準備を進めている。[br] 同温泉は1981年に開業。地域住民でつくる同温泉利用組合が運営し、地域にとって欠かせない公衆浴場として親しまれている。[br] 一方、近年は老朽化が進み、町外から訪れる入浴客も減少傾向に。「建物をきれいにすれば、人がもっと来てくれるはず」との思いから、同町の団体職員堺田裕子さん(49)、二戸市の団体職員駒木貴子さん、会社社長小軽米健太さん(38)の3人がイベントを企画。収益金の一部を補修費として寄付することにした。[br] 当日は、同温泉でアクセサリーや雑貨の販売、リラクセーションコーナーを開設。月舘公民館では、地元産のぶどうジュースやスイーツ、むつ市のご当地グルメ「大湊海自カレー」を使ったカレーパン、コロッケなどのフードを販売する予定で、二戸地域や青森県内の計18店舗が出店する。[br] 先着100人には温泉の100円割引券を配布するほか、ぶどうジュースを1割引きで販売する。[br] 今回のイベントを皮切りに、今後も年に数回実施する考えで、3人は「地域の協力でイベントを開催できる。昔にタイムスリップしたような月舘地区の風景や温泉の魅力を感じてほしい」とアピールしている。[br] イベントの時間は午前10時から午後3時まで。新型コロナウイルス感染予防などの観点からフードはテークアウトのみ。宮田温泉の前で、イベントの成功に向けてアイデアを出し合う(左から)駒木貴子さん、堺田裕子さん、小軽米健太さん=9月上旬、一戸町