エネルギー問題解決方法を模索 工大一高課題研究講座 

藤原充啓助教(右)の講話から、エネルギー問題への関心を高める生徒
藤原充啓助教(右)の講話から、エネルギー問題への関心を高める生徒
八戸工大一高(藤澤重信校長)が10日、東北大大学院工学研究科の藤原充啓助教を講師に招き、「課題研究活動に関わるエネルギー講座」を開いた。工業科電気コースの3年生19人が受講し、講話とワークショップを通してエネルギー問題解決方法を模索した。 .....
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 八戸工大一高(藤澤重信校長)が10日、東北大大学院工学研究科の藤原充啓助教を講師に招き、「課題研究活動に関わるエネルギー講座」を開いた。工業科電気コースの3年生19人が受講し、講話とワークショップを通してエネルギー問題解決方法を模索した。[br] 同コースでは、生徒が3班に分かれて課題研究に取り組んでいる。エネルギー問題を学ぶ班では、六ケ所原燃PRセンターをはじめとする青森県内の施設を見学し、エネルギーや環境についての関心を高めている。[br] 藤原助教は「工学とは暮らしを良くするための学問」などと講話。生徒は工業科としての使命感を強めながら、電気は大量貯蔵ができないこと、新エネルギーの定義など、専門的な内容を学習した。[br] ワークショップでは講話の内容を受け、自身が新エネルギー会社の社長になると仮定。建設場所や何を基にエネルギーをつくるかを考えながら、出資できるかを議論。「ハワイで太陽光発電会社をつくると送電コストがかかる」など、地理や社会情勢まで考慮する必要性を学んだ。[br] 若本翔太さん(17)は「維持費用などのデメリットをどう減らすかを考えられた。将来はエネルギー関連の仕事で人々の生活を支えたい」と力を込めた。藤原充啓助教(右)の講話から、エネルギー問題への関心を高める生徒