青森県内 女性最高齢者の福田トクヱさん(南部町)

青森県内最高齢女性の108歳を迎えた福田トクヱさん(中央)=15日、南部町
青森県内最高齢女性の108歳を迎えた福田トクヱさん(中央)=15日、南部町
青森県内の女性最高齢者は、108歳を迎えた南部町の福田トクヱさん。現在は自宅近くの特別養護老人ホーム「長老園」で静かに余生を送っている。 1911(明治44)年、旧地引村(後の福地村、南部町)生まれ。5男4女の末っ子として育ち、同郷の故・福.....
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 青森県内の女性最高齢者は、108歳を迎えた南部町の福田トクヱさん。現在は自宅近くの特別養護老人ホーム「長老園」で静かに余生を送っている。[br] 1911(明治44)年、旧地引村(後の福地村、南部町)生まれ。5男4女の末っ子として育ち、同郷の故・福田好一郎さんと結婚、3男3女をもうけた。現在、孫14人、ひ孫19人に加え、昨年は2人目のやしゃごが生まれたばかりだ。[br] 102歳までは現役の農家として精力的に働いた。食事は魚と野菜が中心。長男の小三郎さん(87)は「健康を気遣った節はないが、食事中に水を1杯、必ず飲んでいたのが印象的」と振り返る。[br] 家族の大半は県南地域に在住。現在暮らす施設にはひ孫の美早紀さん(29)が勤務している。長く同居していた孫の妻・優子さん(55)は「10月の誕生日には家族みんなが集合する。自宅に連れて帰った時、目を輝かせるのがうれしくて」と目を細める。[br] かつては5円玉にひもを通した「長寿のお守り」を家族や、グリーンツーリズムで滞在した修学旅行生に手渡すのが楽しみだった。「ここでまぶってる(守っている)すけな」と、受け取った子どもたちとは今も交流がある。お守りの効果か、子孫は全員が今も壮健だという。青森県内最高齢女性の108歳を迎えた福田トクヱさん(中央)=15日、南部町