悪疫退散願い込め 三社大祭の伝統山車、八戸駅に登場

八戸駅に展示される伝統山車。はちのへ山車振興会のメンバーが制作、設置した=12日
八戸駅に展示される伝統山車。はちのへ山車振興会のメンバーが制作、設置した=12日
八戸三社大祭の山車組で組織する「はちのへ山車振興会」は13日から、八戸駅2階の東西自由通路に、昭和30~40年代の作風を再現した伝統山車1台を展示する。12日はメンバーが会場に集まり、協力して山車を組み立てた。展示期間は来年1月末までの予定.....
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 八戸三社大祭の山車組で組織する「はちのへ山車振興会」は13日から、八戸駅2階の東西自由通路に、昭和30~40年代の作風を再現した伝統山車1台を展示する。12日はメンバーが会場に集まり、協力して山車を組み立てた。展示期間は来年1月末までの予定。[br] 展示する山車は、八戸市中心街のマチニワで開かれた振興会主催のイベント(7月31日~8月16日)に登場した3台のうちの1台。龗(おがみ)神社の附祭組が「悪疫退散『鍾馗(しょうき)』」の題名で制作し、新型コロナウイルス終息への願いを込めた。[br] 山車の展示企画は市との共催で、会場への設置作業は11日から始まった。12日は約40人のメンバーが集結し、夜まで人形や装飾品などを取り付け、小型の伝統山車を完成させた。[br] 発祥300年の節目だった今年の三社大祭は、コロナ禍で山車運行の見送りを余儀なくされた。振興会の小笠原修会長は「今年は新型コロナの影響を受けたが、これから八戸に帰省客や観光客が戻ってくることを期待し、八戸駅で山車を楽しんでほしい」と話した。八戸駅に展示される伝統山車。はちのへ山車振興会のメンバーが制作、設置した=12日