議会の議決経ず財産取得/三戸町 町長ら特別職減給

三戸町は8日、町立小中学校に配備する学習用タブレット端末について、本来必要な議会の議決を経ずに物品購入契約を締結していたと明らかにした。同日の町議会定例会で追認を求める議案と、松尾和彦町長ら特別職の減給に関する条例改正案を追加提案し、可決さ.....
有料会員に登録すれば記事全文をお読みになれます。デーリー東北のご購読者は無料で会員登録できます。
ログインの方はこちら
新規会員登録の方はこちら
お気に入り登録
週間記事ランキング
 三戸町は8日、町立小中学校に配備する学習用タブレット端末について、本来必要な議会の議決を経ずに物品購入契約を締結していたと明らかにした。同日の町議会定例会で追認を求める議案と、松尾和彦町長ら特別職の減給に関する条例改正案を追加提案し、可決された。[br] タブレット端末は計620台で、取得価格は2789万円。予定価格1500万円以上の財産取得には議会の議決が必要だった。[br] 特別職の給料月額は、新型コロナウイルスの対応策として既に7~12月は町長が20%、副町長、教育長が10%削減となっていた。今回の条例改正では、10月分について町長が10%、副町長、教育長が5%をさらに減額する。[br] 松尾町長は提案理由で「関係法令などの認識を欠いていた。行政運営上あってはならないものだ」と陳謝した。同定例会では、町に法令順守の徹底を求める付帯決議案が議員発議で提案され、可決された。