十和田舞台の映画「犬部!」クランクアップ/主演・林さんら感謝と充実感

映画「犬部!」の撮影について振り返る林遣都さん(左)と中川大志さん=8月下旬、十和田市の北里大獣医学部(岸山浩之撮影)
映画「犬部!」の撮影について振り返る林遣都さん(左)と中川大志さん=8月下旬、十和田市の北里大獣医学部(岸山浩之撮影)
十和田市の北里大獣医畜産学部(現獣医学部)に実在した動物愛護サークルをモデルにした映画「犬部!」の撮影を終えた、主演の林遣都さんや出演する中川大志さんらが6日までに取材に応じ、8月中旬から下旬にかけて約2週間、市内で行われたロケを振り返った.....
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 十和田市の北里大獣医畜産学部(現獣医学部)に実在した動物愛護サークルをモデルにした映画「犬部!」の撮影を終えた、主演の林遣都さんや出演する中川大志さんらが6日までに取材に応じ、8月中旬から下旬にかけて約2週間、市内で行われたロケを振り返った。林さんは「素晴らしい景色の中や北里大の施設で撮影させてもらった。作品を通して恩返ししたい」、中川さんは「十和田の方の協力なくしては実現しなかった作品だった」とそれぞれ地域の人たちへの感謝を語り、充実感をにじませた。[br] 2004年に設立し、捨てられた犬猫の保護や譲渡会などを行った同大のサークル「犬部」を取材した片野ゆかさんのノンフィクション書籍が原案。8月下旬にクランクアップし、林さんや中川さんらは同市でのロケの際、取材に応じた。[br] 市内での撮影は同大やアート広場で行われ、関係者のフェースシールドやマスクの装着、手指消毒など新型コロナウイルスの感染予防を徹底した上で進められた。サークルの創設者をモデルにした花井颯太役を林さん、花井と共に動物たちのために奔走する友人の柴崎涼介役を中川さんが演じた。[br] 動物の命をテーマにしたこともあり、犬や猫と触れ合う場面が数多く登場する今回の映画。林さんは「自然が豊かな所で、犬たちも生き生きしているように見えた」と振り返った。自宅でフレンチブルドッグを飼っているほどの犬好きという中川さんは「たくさんの犬や猫に癒やされた撮影だった」と頰を緩めた。[br] 8月下旬に小山田久市長を訪ねた篠原哲雄監督は「好感触を得ている。コロナの状況下で最善の撮影ができた」と報告。「犬と猫が人のエゴで生きているのではなく、人間との関わりの中で共存していることを実感してほしい」と作品に込めたメッセージを明かした。[br] 映画は21年に公開予定。デーリー東北新聞社も協賛している。映画「犬部!」の撮影について振り返る林遣都さん(左)と中川大志さん=8月下旬、十和田市の北里大獣医学部(岸山浩之撮影)