米軍、六ケ所での捜索再開へ/昨年11月の模擬弾落下

米軍三沢基地所属のF16戦闘機が昨年11月、六ケ所村の民有地に模擬弾を落下させた問題で、米軍側が模擬弾の発見に向けた掘削作業を再開する方針であることが1日、関係者への取材で分かった。現在は作業に向けた調整を続けており、早ければ今月中に開始す.....
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 米軍三沢基地所属のF16戦闘機が昨年11月、六ケ所村の民有地に模擬弾を落下させた問題で、米軍側が模擬弾の発見に向けた掘削作業を再開する方針であることが1日、関係者への取材で分かった。現在は作業に向けた調整を続けており、早ければ今月中に開始する見込み。掘削作業は昨年12月以来。[br] 捜索するのは、これまでに米軍が掘削を行った2カ所の中間地点だという。3月に行ったボーリング調査を基に、沼に近い地質に配慮して作業を行う模様だ。[br] 地権者で同村議の相内宏一さんは「一刻も早く回収してほしいと思っていた。今度は見つかってくれれば」と期待感を示した。一方、米軍側と折衝している東北防衛局は取材に「(再開するかも含めて)検討中だ」と述べるにとどめた。[br] 模擬弾は訓練を実施していた米軍のパイロットが人的ミスにより、同村と三沢市にまたがる三沢対地射爆撃場から西約5キロの民有地に誤って投下させた。落下したのは中身がコンクリート製のGBU―12模擬弾(重さ約226キロ)。米軍は回収のためにこれまで掘削作業を2回実施。しかし、回収は一部にとどまっており、大部分はいまだに地中に埋まっているとみられる。