疫病退散テーマの山車、六角神輿の展示も 二戸まつり特別企画展、6日まで

二戸市シビックセンターに展示されている山車
二戸市シビックセンターに展示されている山車
新型コロナウイルスの影響で中止となった二戸まつりの代替事業「二戸まつり特別企画展」(同まつり実行委員会主催)が31日、二戸市シビックセンターと二戸ショッピングセンターニコアで始まった。新型コロナの収束を祈願して、疫病退散をテーマにした山車の.....
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 新型コロナウイルスの影響で中止となった二戸まつりの代替事業「二戸まつり特別企画展」(同まつり実行委員会主催)が31日、二戸市シビックセンターと二戸ショッピングセンターニコアで始まった。新型コロナの収束を祈願して、疫病退散をテーマにした山車のほか、明治初期の庶民の暮らしを描いた絵巻物などを展示し、二戸まつりの歴史を紹介している。[br] 山車制作は、50年以上の経験を持つ同市の平下信一さん(93)と妻・要子さん(72)が手掛け、ウイルスに見立てた鬼を武者が討伐する場面をダイナミックに表現した。展示のみのため、山車のサイズは例年より大きく、木彫りの人形は7体載せた。[br] このほか、市内の神社に奉納されている絵馬や、明治初期の郷土の風俗を克明に描いた絵巻物「陸奥(むつ)の土風(どふう)」や紙人形、二戸まつりのみこし渡御で担がれる呑香(とんこう)稲荷神社の「六角神輿(みこし)」も展示している。[br] 平下さんは、「ぱっと見て何を表現しているのか分かるよう、人形の腕の角度や高さ、表情にこだわっている。細かい部分まで見てくれてばうれしい」と話している。[br] 入場無料。市シビックセンター(開館時間午前9時~午後5時)では山車と絵馬が9月26日まで、ニコア(同午前10時~午後7時)では六角神輿、絵巻物、絵馬、紙人形が同6日まで展示されている。二戸市シビックセンターに展示されている山車