新大橋の架け替え事業、総事業費95億円/八戸市が初めて概算示す

八戸市の沼館地区と八太郎・河原木地区を結ぶ「新大橋」の架け替え事業で、市は26日、取材に対し、総事業費が概算で95億円に上ると明らかにした。総事業費が示されるのは初めて。2020年度までの事業費は計約80億円と見込み、21年度から事業完了ま.....
有料会員に登録すれば記事全文をお読みになれます。デーリー東北のご購読者は無料で会員登録できます。
ログインの方はこちら
新規会員登録の方はこちら
お気に入り登録
週間記事ランキング
 八戸市の沼館地区と八太郎・河原木地区を結ぶ「新大橋」の架け替え事業で、市は26日、取材に対し、総事業費が概算で95億円に上ると明らかにした。総事業費が示されるのは初めて。2020年度までの事業費は計約80億円と見込み、21年度から事業完了までには15億円程度を要すると試算した。一方、同事業には国の社会資本整備総合交付金(復興枠)を活用してきたが、21年度以降は復興施策から一般施策に移行する見通しのため、国の特例支援を受けて市の財政負担を低減できるかが焦点となる。[br] 市道路建設課によると、新大橋の架け替え事業は調査に着手した13年度から予算化され、既設橋の撤去費用約16億円を含め、20年度までに約80億円の事業費を見込む。このうち、市の負担額は約2億円という。[br] 9月1日開会予定の市議会定例会には、新設橋の橋脚整備など総額約24億6千万円の工事契約を締結する関連議案を提案する。[br] 新設橋の供用開始は25年度末の予定。21年度以降の概算事業費約15億円のうち、国の財政支援を除いた市の実質負担額は、復興施策の場合の約7千万円に対し、一般施策では約5億7千万円に跳ね上がり、5億円程度の増額が予想される。[br] 市は24日に公表した青森県に対する最重点要望で、財源確保に向けた国への働き掛けを新規項目として盛り込むなど、国の特例的な支援措置を求めている。同課は「新たな橋の一日も早い供用開始を目指しつつ、市の負担額も減らせるようにしたい」としている。