仙台市の中学生が教育旅行/久慈市が本年度受け入れ始める

内間木洞を探検する仙台市の中学生
内間木洞を探検する仙台市の中学生
自然を生かした教育旅行を積極的に誘致している久慈市で、本年度の受け入れが始まった。例年は5月に本格化するが、新型コロナウイルス感染症の影響で延期となっていた。仙台市立館(やかた)中の2年生77人が27日まで3日間の日程で滞在し、洞窟探検や沢.....
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 自然を生かした教育旅行を積極的に誘致している久慈市で、本年度の受け入れが始まった。例年は5月に本格化するが、新型コロナウイルス感染症の影響で延期となっていた。仙台市立館(やかた)中の2年生77人が27日まで3日間の日程で滞在し、洞窟探検や沢登りなどの自然体験を満喫している。[br] 感染を防ぐため、例年行われている地元民家でのホームステイは見送り、平庭山荘への宿泊に変更。出発直前までの体調確認や移動時のマスク着用、宿泊する1部屋当たりの人数を減らすなどの対策を取った上で開催した。[br] 生徒は複数のグループに分かれ、山形町地区で沢登りやカヌー・カヤック、侍浜町地区で漁業体験など、山と海の自然を体感できるプログラムに参加。[br] 26日は約20人が内間木洞(うちまぎどう)での洞窟探検に挑戦。真夏でもひんやりとした鍾乳洞の内部を進み、長い年月で自然がつくり上げた鍾乳石の造形美や、珍しいコウモリに歓声を上げていた。[br] 菊地朝良太(あらた)さん(13)は「入ってすぐに鍾乳洞のすごさに圧倒された。狭くて暗かったが、わくわくした」と話していた。[br] 久慈市によると、本年度は新型コロナの影響で4校の受け入れが中止となり、延期となっていた宮城県内の7校は10月末までに受け入れる予定。[br] 市観光交流課の中村武志係長は、「どうすれば実施できるか、関係団体や学校と協議を進めてきた。ようやく形になり少しほっとしたが、気を緩めずに対策を徹底し、次の受け入れにつなげたい」としている。内間木洞を探検する仙台市の中学生