浜三沢町内会が市に陳情、集団移転の早期実現求める

小桧山吉紀市長(右)に陳情書を手渡す種市嗣彦会長=25日、三沢市役所
小桧山吉紀市長(右)に陳情書を手渡す種市嗣彦会長=25日、三沢市役所
三沢基地の航空機騒音問題を巡る住民の移転で、一部区域が対象外となっているため町内会の分断を余儀なくされる三沢市の浜三沢町内会(種市嗣彦会長)は25日、市に対し、早期の集団移転実現を陳情した。 同町内会では1987年ごろに個人移転が始まり、2.....
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 三沢基地の航空機騒音問題を巡る住民の移転で、一部区域が対象外となっているため町内会の分断を余儀なくされる三沢市の浜三沢町内会(種市嗣彦会長)は25日、市に対し、早期の集団移転実現を陳情した。[br] 同町内会では1987年ごろに個人移転が始まり、2004、05年度には三沢川以北の集団移転があった。ただ、同河川以南は騒音の基準を満たしていないとして国の移転補償対象から外されており、同町内会によると今も約100世帯が移転を求めている。[br] この日は、種市会長ら4人が市役所を訪問。小桧山吉紀市長に陳情書を手渡した種市会長は、航空自衛隊最新鋭ステルス戦闘機F35Aの配備に伴う騒音などに触れ「騒音は激しさを増しており、大きな不安を感じている。この状況を一日も早く打開して」と早期の移転実現を訴えた。[br] 町内会移転対策実行委員会の小比類巻秀美委員長も「分断で人的交流が減少し、町内会行事が脆弱(ぜいじゃく)化している」として分断解消を求めた。 小桧山市長は「重要課題として、移転が可能になるように取り組んでいきたい」と述べた。[br] 同日は市議会にも同様の陳情を行った。小桧山吉紀市長(右)に陳情書を手渡す種市嗣彦会長=25日、三沢市役所