購入予定の民有地面積、計画の6割に 野辺地町、新庁舎建設「予定通り本町地区に」   

新庁舎の土地取得の状況について説明する野村秀雄町長=21日、野辺地町役場
新庁舎の土地取得の状況について説明する野村秀雄町長=21日、野辺地町役場
野辺地町が同町本町地区への建設を進める新庁舎について、町は21日、購入予定の民有地の面積が基本構想で計画していた約6割の1052平方メートルにとどまったことを明らかにした。町は建設への影響は軽微だとして、予定通り本町地区への建設を進める考え.....
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 野辺地町が同町本町地区への建設を進める新庁舎について、町は21日、購入予定の民有地の面積が基本構想で計画していた約6割の1052平方メートルにとどまったことを明らかにした。町は建設への影響は軽微だとして、予定通り本町地区への建設を進める考えを示したが、一部の町議からは「今後、どのように建設するのかしっかりとビジョンを示してほしい」との声が上がった。[br] 同日開かれた町議会の新庁舎建設に関わる特別委員会で報告した。[br] 新庁舎を巡っては当初、新町地区を建設予定地としていたが、昨年就任した野村秀雄町長が見直しを実施。町民アンケートで、現庁舎のある本町地区に建設を望む声が最多だったことを受け、基本構想を修正した。新庁舎は3階建てで延べ床面積3千平方メートル以内を目標としている。[br] 構想では現庁舎の土地に加え、隣接する民有地2カ所(計1724平方メートル)を購入する計画だったが、1カ所の所有者と価格面で折り合いがつかなかった。[br] 交渉がまとまった1052平方メートル分については、約2733万円で取得する方針で、町は当初見込んだ面積に満たないものの、「庁舎の実現は物理的に可能」と説明。具体的な建設の進め方については、設計業者をプロポーザル方式で募集し、出された案を検討していくとした。[br] ただ、仕様変更に伴って事業費がかさむことなどを懸念する一部の町議からは「土地が減ったなら構想を一から見直すべきだ」「町民にもっと分かりやすいように状況を示してほしい」との声が上がった。[br] 野村町長は取材に「本町地区への建設は民意だと思っており、しっかり進める。町民への説明も果たしていきたい」と語った。新庁舎の土地取得の状況について説明する野村秀雄町長=21日、野辺地町役場