荷さばき施設D棟 来年2月26日完成 供用開始、4月以降も/八戸市

八戸市小中野地区に建設中の市魚市場荷さばき施設D棟=18日
八戸市小中野地区に建設中の市魚市場荷さばき施設D棟=18日
八戸市小中野の旧市第2魚市場跡地に建設中の荷さばき施設D棟について、市は21日、11月27日までとしていた工事期間が来年2月26日に延長されたと明らかにした。供用開始日は未定で、新年度以降の可能性もある。7月末時点の進捗(しんちょく)率は工.....
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 八戸市小中野の旧市第2魚市場跡地に建設中の荷さばき施設D棟について、市は21日、11月27日までとしていた工事期間が来年2月26日に延長されたと明らかにした。供用開始日は未定で、新年度以降の可能性もある。7月末時点の進捗(しんちょく)率は工事費ベースで56%という。[br] 市議会経済協議会で市水産事務所の担当者が説明した。延長は91日間。東京五輪に伴う首都圏の再開発で鋼材の納期が遅れたことや、魚市場の卸売り業務一本化で管理棟1、2階事務室の配置計画に見直しが生じたことなどを理由に挙げた。[br] 市水産事務所の茨島隆所長は閉会後の取材に対し、供用開始日について「卸売り事業者と調整が必要。できるだけ早くしたい」と語り、3月中のオープンを目指すものの、4月以降にずれ込む可能性もあるとした。[br] 協議会で市はほかに、食の専門的知見を持つ有識者で構成する「市水産物ブランド戦略会議」を設置する方針を説明した。生産者や調理師、流通業者ら6人以内で構成。第1弾として、近年注目される「八戸ワイン」との相乗効果を念頭に、ワインに合う食材として意見を寄せてもらう。[br] 本年度は2、3回程度の会合を予定。委員については、著名な料理人やワインに精通した人物などを想定している。[br] 茨島所長は閉会後の取材に「八戸港で水揚げされる魚の値段の底上げが目的。サバやイカなど全般が対象」と話した。八戸市小中野地区に建設中の市魚市場荷さばき施設D棟=18日