2年連続赤字 八戸市営バス19年度決算

八戸市交通部は21日、市営バスの運営に関する市自動車運送事業会計の2019年度決算を公表した。事業収益は前年度比3・1%減の14億9929万円。1億1725万円の純損失を計上し、2年連続の赤字となった。新型コロナウイルスによる乗客数と運賃収.....
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 八戸市交通部は21日、市営バスの運営に関する市自動車運送事業会計の2019年度決算を公表した。事業収益は前年度比3・1%減の14億9929万円。1億1725万円の純損失を計上し、2年連続の赤字となった。新型コロナウイルスによる乗客数と運賃収入の減少に加え、減価償却費の増加などで事業費が膨らんだことが主な要因。[br] 同日の市議会経済協議会で市側が明らかにした。[br] 事業収益の内訳は、運賃収入を中心とした営業収益が2・7%減の10億6255万円。補助金などの営業外収益は3・9%減の4億3673万円だった。[br] 一方、支出に当たる事業費は3・6%増の16億1654万円。営業費用は3・6%増の16億578万円で、このうち人件費は0・1%増の10億611万円、減価償却費は35・5%増の2億2425万円、燃料コストなどの物件費は前年度と同じ3億4645万円だった。[br] 累積利益は19年度の赤字分を差し引き、3607万円に減少。ただ、資金不足比率はゼロを継続しており、経営状態は健全性が確保されているとした。[br] 年間乗客数は4・4%減の653万3千人、走行営業距離は0・7%減の373万1千キロだった。