青森県、農家民宿のコロナ対策研修会/消毒など対策学ぶ

消毒液の使い方を実演で説明する原田邦広氏=19日、田子町
消毒液の使い方を実演で説明する原田邦広氏=19日、田子町
青森県は18日、田子町のタプコピアンプラザで、農家民宿経営者らを対象とした新型コロナウイルス感染対策研修会を開催した。約40人が講演や実演を通じ、感染症の特徴や効果的な消毒などの対策を学んだ。 県内では毎年、農業体験を行う修学旅行生を農家民.....
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 青森県は18日、田子町のタプコピアンプラザで、農家民宿経営者らを対象とした新型コロナウイルス感染対策研修会を開催した。約40人が講演や実演を通じ、感染症の特徴や効果的な消毒などの対策を学んだ。[br] 県内では毎年、農業体験を行う修学旅行生を農家民宿などで受け入れてきた。今年予定していた約4千人の受け入れは、新型コロナの影響でほとんどキャンセルとなったが、経営者に感染予防の知識を身に付け、受け入れ再開に備えてもらおうと開いた。[br] 講師を務めた県新型コロナウイルス感染症対策アドバイザーの原田邦広氏は、目に見えないほど小さい「マイクロ飛沫(ひまつ)」が感染の一因になっていることを説明し、密閉空間で会話する危険性を指摘。[br] 受け入れ側は石けんや消毒薬の準備、換気や人と人の距離確保などで環境を整え、体験者も手洗いやせきエチケットなど“新しい生活様式”を徹底する必要があるとし、「感染防止には体験者と受け入れ側双方の努力が欠かせない」と強調した。[br] 使い捨てのキッチンペーパーを使った消毒の実演も行い、「常に一方向に拭き取り、よく触るスイッチやドアノブは特に注意して」と呼び掛けた。[br] たっこ・ツーリズム受入農家の会の田沼義行会長は「コロナが収束しても三密回避やマスクなどの対策が必要な時代になったと感じている。普段から習慣付けて実行したい」と気を引き締めていた。消毒液の使い方を実演で説明する原田邦広氏=19日、田子町