滝尻善英さんトークイベント「奥州南部観音霊場巡り 糠部三十三札所」出版記念

本作りの過程を紹介する滝尻善英さん
本作りの過程を紹介する滝尻善英さん
青森県文化財保護協会副会長の滝尻善英さんが執筆した「奥州南部観音霊場巡り 糠部(ぬかのぶ)三十三札所」(デーリー東北新聞社)の出版記念トークイベントが9、10日、八戸ブックセンターで開催された。「本が出来るまで、そして出来た後」と題し、企画.....
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 青森県文化財保護協会副会長の滝尻善英さんが執筆した「奥州南部観音霊場巡り 糠部(ぬかのぶ)三十三札所」(デーリー東北新聞社)の出版記念トークイベントが9、10日、八戸ブックセンターで開催された。「本が出来るまで、そして出来た後」と題し、企画から出版までの流れを紹介した。[br] 糠部三十三観音巡りは1743年、八戸の天聖寺8世の則誉守西(そくよしゅさい)上人が隠居後に巡ったとされる順路を基に、寺下観音堂(階上町)に始まり天台寺観音堂(二戸市)を巡り納めとしている。[br] イベントでは、本の製作過程に焦点を当てたトークを展開した。2003年にも「奥州南部糠部三十三カ所観音霊場めぐり」を出版している滝尻さん。「歴史の研究結果も霊場の周りの風景もどんどん変わっていく」と語り、今回出版した本書では新たに取材し、一から書き直したことに言及。書籍の紙選びについては「本を持って巡れるよう、軽い紙質にした」と明かした。[br] 新型コロナウイルスの影響も含め、出版予定日の変更もあった。参加者に「本が完成した時の気持ちは」と聞かれ、「やっと作業を終えることができた、次の仕事に移れるという解放感が大きかった」と話した。[br] トークイベントは12日にも八戸ブックセンターで開かれる。午後1時半開始で入場無料。本作りの過程を紹介する滝尻善英さん