青森県産酒米「吟烏帽子」の清酒完成 9社12銘柄

青森県庁でお披露目された県産酒米「吟烏帽子」の清酒=7日
青森県庁でお披露目された県産酒米「吟烏帽子」の清酒=7日
市場デビュー2年目を迎える青森県産酒米「吟烏帽子(ぎんえぼし)」を使った清酒が7日、県庁で披露された。昨年より多い県内9社の12銘柄が完成。新型コロナウイルスの影響で日本酒の消費が低迷する中、関係者は新たな清酒販売に期待を寄せている。 吟烏.....
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 市場デビュー2年目を迎える青森県産酒米「吟烏帽子(ぎんえぼし)」を使った清酒が7日、県庁で披露された。昨年より多い県内9社の12銘柄が完成。新型コロナウイルスの影響で日本酒の消費が低迷する中、関係者は新たな清酒販売に期待を寄せている。[br] 吟烏帽子は、県産業技術センターが開発した酒造好適米。県南地方を中心に栽培しており、耐寒性と耐病性に優れる。2019年産の作付面積は7・9ヘクタール(前年比4・2ヘクタール増)、生産量は53トン(36トン増)。[br] 今年は八戸酒造(八戸市)など県南地方の5社、津軽地方の4社が商品を製造し、一部は既に販売している。7日、各社の代表者が県庁を訪れ、三村申吾知事に新商品を紹介した。[br] 桃川(おいらせ町)は酸味と甘味のバランスが優れた「ワイン酵母仕込み 大吟醸純米酒」など3種類を発売。上田友司社長は「収量は少ないが、品質が認められれば吟烏帽子の生産量の増加につながる。認知度拡大に向け、積極的に販売したい」と抱負を述べた。[br] これに対し三村知事は「吟烏帽子は実力のある酒米。県として一緒に盛り上げていく」と力を込めた。青森県庁でお披露目された県産酒米「吟烏帽子」の清酒=7日