「弘前八幡宮祭礼絵巻」を県重宝(絵画)指定/青森県教委

県重宝(絵画)に指定された「紙本著色弘前八幡宮祭礼図巻」の巻二(青森県教委提供)
県重宝(絵画)に指定された「紙本著色弘前八幡宮祭礼図巻」の巻二(青森県教委提供)
青森県教委は5日、弘前八幡宮の祭礼行事の様子を描いた絵巻物「紙本著色(しほんちゃくしょく)弘前八幡宮祭礼図巻」全5巻(弘前市所有)を県重宝(絵画)に、深浦町の新仏供養行事「関の念仏舟」を県無形民俗文化財にそれぞれ指定した。 県教委文化財保護.....
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 青森県教委は5日、弘前八幡宮の祭礼行事の様子を描いた絵巻物「紙本著色(しほんちゃくしょく)弘前八幡宮祭礼図巻」全5巻(弘前市所有)を県重宝(絵画)に、深浦町の新仏供養行事「関の念仏舟」を県無形民俗文化財にそれぞれ指定した。[br] 県教委文化財保護課によると、「紙本著色弘前八幡宮祭礼図巻」は江戸時代後半に描かれたとされる。各巻の長さは21~28メートルで、県内にある祭礼行事図巻の中で最長。弘前八幡宮の祭礼を描いた絵はこの絵巻物のみで、祭礼全体の様子を伝える点で貴重という。[br] 「関の念仏舟」は、毎年8月20日に同町関地区で行われている。住民が長さ2メートル前後の木製の舟に灯籠やお菓子を積み、沖に流して新仏を供養する。[br] 同課によると、同様の行事は東日本以北では事例が少なく、県内では関地区のみ。現在は担い手が約20人と消滅の危機にあることから、指定することで保存を図る狙いもある。県重宝(絵画)に指定された「紙本著色弘前八幡宮祭礼図巻」の巻二(青森県教委提供)