日本初の民間洋式牧場開設 廣澤安任生誕190年企画展/三沢市先人記念館

資料やパネルで廣澤安任の働きの数々を紹介している企画展会場
資料やパネルで廣澤安任の働きの数々を紹介している企画展会場
現在の三沢市谷地頭に日本初の民間洋式牧場を開設した、元会津藩士で旧斗南藩少参事の廣澤安任(1830~91年)の生誕190年を記念した企画展「シゴトビト安任展」が、市先人記念館企画展示室で開かれている。同記念館が所蔵する資料やパネル約30点か.....
有料会員に登録すれば記事全文をお読みになれます。デーリー東北のご購読者は無料で会員登録できます。
ログインの方はこちら
新規会員登録の方はこちら
お気に入り登録
週間記事ランキング
 現在の三沢市谷地頭に日本初の民間洋式牧場を開設した、元会津藩士で旧斗南藩少参事の廣澤安任(1830~91年)の生誕190年を記念した企画展「シゴトビト安任展」が、市先人記念館企画展示室で開かれている。同記念館が所蔵する資料やパネル約30点から、明治維新前後という激動の時代を生きた廣澤の働きの数々を紹介している。11月8日まで。[br] 企画展は市観光協会の主催。▽京都時代以前の働き▽京都時代、戊辰(ぼしん)戦争時の働き▽野にあって国家に尽くす―の三つのテーマで、会津藩の公用方として京都守護職にあった藩主・松平容保(かたもり)を補佐したほか、斗南藩として移封された後に少参事に起用され、藩士を束ねる立場に就いたなど、廣澤の目覚ましい働きぶりを解説している。[br] 同記念館の吉田幸弘学芸員は「一下級藩士の生まれながらも、先見的な考えを持ち、存分な働きをなしていた人物だったのではないか」と話している。[br] 開館時間は午前9時~午後5時(入館は同4時半まで)。入館料は高校生以上110円、小中学生60円(毎週土曜は無料)、幼児以下は無料。休館日は毎週月曜(祝日の場合は翌日)で、8月10、17日は夏休み期間のため臨時開館する。資料やパネルで廣澤安任の働きの数々を紹介している企画展会場