奥入瀬渓流遊歩道の枝無断伐採、環境省と青森県教委が調査開始

切断された枝を調べる環境省の職員=3日、十和田市
切断された枝を調べる環境省の職員=3日、十和田市
十和田八幡平国立公園の奥入瀬渓流の遊歩道で、手で折られたり、切断されたりした木の枝が見つかったことを受け、環境省は3日、現地調査を始めた。同省は自然公園法違反に当たるとの認識を示しており、今週中に全体の被害の全容を把握する。 奥入瀬渓流は、.....
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 十和田八幡平国立公園の奥入瀬渓流の遊歩道で、手で折られたり、切断されたりした木の枝が見つかったことを受け、環境省は3日、現地調査を始めた。同省は自然公園法違反に当たるとの認識を示しており、今週中に全体の被害の全容を把握する。[br] 奥入瀬渓流は、ほぼ全域が国立公園で最も規制が厳しい特別保護地区と、特別名勝・天然記念物に指定されている。[br] 同省などに許可申請せずに折ったり切断したとみられる枝は、地元の自然保護団体の調査で、渓流全域で168本見つかった。[br] 初日の調査は焼山―石ケ戸間の約5・3キロで実施し、青森県教委文化財保護課の担当者も同行。人為的な被害が確認できた枝は、以前からあったとみられるものも含め、179本に上った。[br] 同省十和田八幡平国立公園管理事務所の森川久所長は「全ての状況を確認し、どの程度が法令違反に当たるのか、悪質性があるものかを調査する」と話した。切断された枝を調べる環境省の職員=3日、十和田市