みち銀・青森県内景況調査20年4~6月期、業況マイナス49・5と4期連続の悪化/多くの産業で落ち込む

みちのく銀行(藤澤貴之頭取)は2日までに、青森県内の景況調査(20204~6月期)をまとめた。業況を示す景気動向指数(DI)は前期(20年1~3月期)に比べ13・5ポイント低下のマイナス49・5となり、4期連続で悪化した。新型コロナウイルス.....
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 みちのく銀行(藤澤貴之頭取)は2日までに、青森県内の景況調査(20204~6月期)をまとめた。業況を示す景気動向指数(DI)は前期(20年1~3月期)に比べ13・5ポイント低下のマイナス49・5となり、4期連続で悪化した。新型コロナウイルスの感染拡大の影響が本格化し、多くの産業で落ち込んだ。[br] DIは、前年同期と比べて業況が「好転」したと回答した企業の割合から「悪化」したと答えた企業の割合を差し引いた値。6月中旬から7月中旬にかけ、290社にアンケートを行い、73・1%にあたる212社から回答を得た。[br] 業種別に見ると、運輸・サービス業でマイナス67・3(前期比26・9ポイント減)と最大の落ち込み。回答企業からは「仕事量の減少が著しい。単価も下がり競争率も激しい」と悲痛な声が聞かれた。[br] 製造業はマイナス57・1(16・6ポイント減)で2期連続、小売業はマイナス56・4(12・8ポイント減)の3期連続、卸売業はマイナス32・3(9・0ポイント減)と2期連続でそれぞれ悪化した。[br] 一方、建設業はマイナス25・0(3・2ポイント増)と6期ぶりに改善。ただ、企業からは「コロナの影響で、今年後半から来年にかけて民間の設備投資が急激に冷え込み、受注環境が厳しくなると予想している」と懸念する声があった。 県内の次期(7~9月期)DIは、今期比0・5ポイント低下のマイナス50・0と5期連続で悪化を見込む。