「コロナ禍で宿泊施設増設は必要?」間木ノ平グリーンパークに/新郷村議会、10年ぶりの反対討論

コロナ禍の中で宿泊施設の増設は必要か―。29日に開かれた新郷村議会臨時会で、村側が提出した2020年度一般会計補正予算案を巡り、間木ノ平グリーンパークに宿泊施設を設置する事業費500万円が再び盛り込まれたことに対し、一部議員から疑問の声が上.....
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 コロナ禍の中で宿泊施設の増設は必要か―。29日に開かれた新郷村議会臨時会で、村側が提出した2020年度一般会計補正予算案を巡り、間木ノ平グリーンパークに宿泊施設を設置する事業費500万円が再び盛り込まれたことに対し、一部議員から疑問の声が上がった。[br] 事業はもともと災害用仮設住宅2棟を移設し、コテージとして活用する計画。20年度当初予算で500万円を計上し、6月議会でも350万円を追加していた。今回さらに事業費の不足が判明した格好だ。[br] 反対討論を行った滝沢仁議員は「コロナ禍で今後の宿泊者数の先行きが見えない中、またしても補正で500万円を追加するのは理解できない」と指摘した。[br] 起立採決の結果、賛成4票、反対3票となり、予算案は可決された。櫻井雅洋村長は取材に「さまざまな考え方があると思うが、村ににぎわいを取り戻したい」として理解を求めた。[br] 関係者によると、村議会で反対討論が行われたのは約10年ぶり。今回の不足分の財源には国の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金が充てられ、“穴埋め”されるという。