財務省・住澤主税局長(八戸出身)本紙インタビュー/デジタル化加速「制度の在り方を議論」

今後の抱負を語る住澤整主税局長=28日、財務省
今後の抱負を語る住澤整主税局長=28日、財務省
20日付で財務省主税局長に就いた住澤整氏(54)=八戸市出身=が28日、同省で本紙インタビューに応じた。新型コロナウイルスの影響で社会のデジタル化が加速すると指摘し、税制の企画・立案を担う同局トップとして「どういう制度の在り方がいいかを議論.....
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 20日付で財務省主税局長に就いた住澤整氏(54)=八戸市出身=が28日、同省で本紙インタビューに応じた。新型コロナウイルスの影響で社会のデジタル化が加速すると指摘し、税制の企画・立案を担う同局トップとして「どういう制度の在り方がいいかを議論していかなければ」と抱負を語った。[br] 住澤氏は電子申告・納税システム「e―Tax(イータックス)」のような仕組みを例示し、「(利用者の)医療費や寄付金などの支出がマイナポータル(マイナンバーカード所有者向けのウェブサイト)に集約され、申告書の下書きを電子的に作れれば割と簡単に確定申告をしていただけるのも夢ではない」と強調した。[br] 国の財政が「危機的状況」との見解を示した住澤氏は、2020年度の税収見込みが厳しさを増す中で「自助、共助、公助の役割分担を徐々に考えていく必要がある」と説明。一方で新型コロナが人口一極集中のリスクを顕在化させたと分析し、「これだけ都市部に集まる姿がいいか問い直されている。地方にとってチャンスであり、社会の在り方を考えるきっかけになるのではないか」と語った。[br] 住澤氏は1988年入省。主計局主計官などを経て主税局審議官から現職に就任した。今後の抱負を語る住澤整主税局長=28日、財務省