青森県19年度の高齢化率、32・76%で過去最高更新/県国民健康保険団体連合会調査

青森県の2019年度の高齢化率(総人口に占める65歳以上の割合)は、過去最高だった前年度から0・69ポイント上昇し、32・76%となったことが22日、県国民健康保険団体連合会の調査で分かった。市町村別では今別町の53・71%が最も高く、最低.....
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 青森県の2019年度の高齢化率(総人口に占める65歳以上の割合)は、過去最高だった前年度から0・69ポイント上昇し、32・76%となったことが22日、県国民健康保険団体連合会の調査で分かった。市町村別では今別町の53・71%が最も高く、最低は三沢市の25・79%。県の人口減少が続く中、団塊の世代が75歳以上となる25年には高齢化率が35・8%になると見込まれており、超高齢化社会に対応する総合的な施策が一層求められる。[br] 調査は、今年2月1日時点の住民基本台帳を基に、各市町村からの報告を集計。県の総人口は127万4384人と前年度同期から1万6887人減った一方、65歳以上の人口は41万7462人と3397人増加した。[br] 県内の高齢化率を見ると、新郷村47・31%、佐井村44・91%、風間浦村44・36%など12町村で40%を超えた。三沢市に次いで高齢化率が低かったのは六ケ所村の26・65%、おいらせ町の26・77%。前年度からの伸び幅では、深浦町が1・48ポイントと最大だった。[br] 一方、必要な介護の程度を判定する要介護認定率は、県平均18・22%(前年度比0・08ポイント減)と6年連続で減少した。[br] 県高齢福祉課の永安俊介課長は「高齢化は避けられず、本当の問題は介護や医療のニーズが増えること。健康づくりや地域づくりを進め、高齢者が元気に暮らせる社会を目指したい」としている。