新型コロナ想定、町内3地区で避難所開設訓練/南部町

総合受付で避難者(右)を非接触型体温計で検温する南部町職員=21日、同町ふれあい交流プラザ
総合受付で避難者(右)を非接触型体温計で検温する南部町職員=21日、同町ふれあい交流プラザ
南部町は21日、町内の福地、名川、南部の3地区で新型コロナウイルス感染症を想定した避難所開設訓練を実施した。町職員は受付での検温や感染疑い者の誘導などを体験。住民の安全確保と感染拡大の防止の両立へ態勢を整えた。 訓練は馬淵川の増水を想定。南.....
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 南部町は21日、町内の福地、名川、南部の3地区で新型コロナウイルス感染症を想定した避難所開設訓練を実施した。町職員は受付での検温や感染疑い者の誘導などを体験。住民の安全確保と感染拡大の防止の両立へ態勢を整えた。[br] 訓練は馬淵川の増水を想定。南部地区の同町ふれあい交流プラザでは、町職員や地域住民ら約50人が参加した。総合受付ではマスクとフェースシールド、防護服を着用した町職員が避難者の体温、体調を確認。37・5度以上の発熱がある人は、一般避難者とは別室の専用スペースに誘導し、保健師が問診を行った。[br] 同町では洪水の恐れがある場合、昨年は避難所を3カ所開設していた。ただ、避難者が「3密」になる可能性があるため、今年7月から開設数を7カ所に増やしている。[br] 12日には馬淵川の増水で全域に避難勧告が発令された。同町総務課広報防災班の沼畑輝主幹は「訓練を通じて職員の新型ウイルス対応への理解を深めたい」と述べた。総合受付で避難者(右)を非接触型体温計で検温する南部町職員=21日、同町ふれあい交流プラザ