「奥州南部観音霊場巡り 糠部三十三札所」出版記念講演会・滝尻さんが講演

糠部地方の霊場の特徴などについて説明した滝尻善英さんの講演会
糠部地方の霊場の特徴などについて説明した滝尻善英さんの講演会
青森県文化財保護協会副会長の滝尻善英さんが執筆した「奥州南部観音霊場巡り 糠部(ぬかのぶ)三十三札所」(デーリー東北新聞社)の出版記念講演会が16日、八戸市のデーリー東北ホールで開かれた。滝尻さんが日本人の宗教観や糠部地方の霊場の特徴などに.....
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 青森県文化財保護協会副会長の滝尻善英さんが執筆した「奥州南部観音霊場巡り 糠部(ぬかのぶ)三十三札所」(デーリー東北新聞社)の出版記念講演会が16日、八戸市のデーリー東北ホールで開かれた。滝尻さんが日本人の宗教観や糠部地方の霊場の特徴などについて解説し、参加した約30人が見識を深めた。[br] 糠部三十三観音巡りは、1743年に八戸の天聖寺8世の則誉守西(そくよしゅさい)上人が巡ったとされる順路を基に、寺下観音堂(階上町)から始まり天台寺観音堂(二戸市)を巡り納めとしている。[br] 講演で滝尻さんは日本の宗教について、「自由でアバウト。いろいろな宗教が混ざった信仰である」と説明。一例として、南部町の法光寺に鳥居が建っていることを挙げた。[br] また、干支(えと)によってご利益がある観音が変わることも紹介。ねずみ年の今年は、千手観音を本尊とする清水寺観音堂(八戸市)や作和外手洗観音堂(南部町)などを巡るのが良いとした。その上で、「新型コロナウイルスの影響が落ち着いたら、癒やしの巡礼に出るのも良いかもしれません」と締めくくった。[br] 出版記念講演会は、18日にも開かれた。糠部地方の霊場の特徴などについて説明した滝尻善英さんの講演会