自立支援医療の自己負担上限額 算定誤り9件/三戸町、17~19年度

三戸町は9日、自立支援医療制度を利用して医療を受ける際の自己負担上限額について、2017~19年度に9件の算定誤りがあったと発表した。そのうち2件で計6万480円の追加徴収、3件で計3170円の返還が発生。町は対象者に直接謝罪し、過不足分の.....
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 三戸町は9日、自立支援医療制度を利用して医療を受ける際の自己負担上限額について、2017~19年度に9件の算定誤りがあったと発表した。そのうち2件で計6万480円の追加徴収、3件で計3170円の返還が発生。町は対象者に直接謝罪し、過不足分の処理と受給者証の訂正を進める。[br] 同制度は、統合失調症などの「精神通院医療」や人工透析などを受ける18歳以上の「更生医療」、子ども特有の口唇口蓋裂(こうがいれつ)などを治療する「育成医療」が対象。本人や世帯の所得などを基に、医療費の自己負担の上限を0~2万円に設定する。[br] 町によると誤りは、本人の所得と収入の取り違えや、家族の所得割額を含めずに算定したことなどが原因。今年6月に利用者から「前年と比べて自己負担額が高くなっている」と指摘があり、分かった。[br] 誤りが発生した期間は担当職員が1人で算定事務を担っていた。町住民福祉課の中村正課長は「業務の引き継ぎやチェック方法に不十分な面があった。再発防止へ向けて業務態勢を強化する」としている。