21年度青森県公立校教員採用試験、前年度と同率の4・7倍

青森県教委は23日、2021年度県公立学校教員採用試験の応募状況を発表した。採用見込み数270人に対し、応募者数は1303人(20年度比45人減)と、統計が残る1991年度以降で過去最少。倍率は前年度と同率の4・7倍だった。 21年度の採用.....
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 青森県教委は23日、2021年度県公立学校教員採用試験の応募状況を発表した。採用見込み数270人に対し、応募者数は1303人(20年度比45人減)と、統計が残る1991年度以降で過去最少。倍率は前年度と同率の4・7倍だった。[br] 21年度の採用見込み数は小学校120人、中学校65人、高校と特別支援学校が各35人、養護教諭15人、栄養教諭若干名。[br] 応募者は小学校243人、中学校380人、高校437人、特別支援学校133人、養護教諭84人、栄養教諭26人。倍率は小学校2・0倍(0・1ポイント減)、中学校5・8倍(0・7ポイント減)、高校12・5倍(3・2ポイント増)、特別支援学校3・8倍(1・1ポイント減)、養護教諭5・6倍(0・7ポイント増)だった。[br] 21年度からは倍率が低い小学校の受験者確保を狙い、他の都道府県で小学校教員として3年以上働いた経験があれば、1次試験の筆記試験を免除した。県外で小学校教員として働いている18人から応募があり、教職員課は「一定の効果はあった」としている。[br] 小学校の1次試験のみ東京都でも行う予定だったが、新型コロナウイルスの感染防止対策として都道府県をまたぐ移動を避けるため、全校種で東京都での試験を実施。北海道と東北地方以外に居住している人が対象で、筆記試験が免除された受験者を除く計80人が東京会場で受験する。[br] 新型コロナ対策としては、受験者7、8人を一室に集めて行っていた集団討論を取りやめる。1次試験は7月18日、2次試験の面接や小論文は9月26、27日に実施する予定だ。