大久保支店(八戸)など3店舗統廃合、45店舗体制に/青い森信金総代会

今年11月に廃止となる青い森信用金庫の大久保支店=19日、八戸市
今年11月に廃止となる青い森信用金庫の大久保支店=19日、八戸市
青い森信用金庫は19日、八戸プラザアーバンホールで総代会を開き、今年11月に八戸市の大久保支店や大間支店風間浦出張所など3店舗を廃止する統廃合計画を決めた。人口減少による事業環境の変化を背景に、近年は統廃合を進めており、将来を見据えた店舗網.....
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 青い森信用金庫は19日、八戸プラザアーバンホールで総代会を開き、今年11月に八戸市の大久保支店や大間支店風間浦出張所など3店舗を廃止する統廃合計画を決めた。人口減少による事業環境の変化を背景に、近年は統廃合を進めており、将来を見据えた店舗網の再編で収益性向上を図る考えだ。今回の統廃合が完了すれば全45店舗体制となる。[br] 同信金は2018年度に策定した中期経営計画(18~20年度)で、3カ年中に16店舗を統廃合する方針を示した。18年度は8店舗、19年度は7店舗を廃止。20年度は八戸市の下長支店を廃止して河原木支店に統合した上で、9月に新たな河原木支店を移転新築する。[br] 総代会で決議された3店舗の統廃合は、従来の計画には含まれておらず、事業環境や人口減少の動向などを踏まえ、新たに追加する形で決定した。経営企画部は「中期経営計画の策定時から収益環境は変化している。人材の有効活用や店舗運営の効率化を図りつつ、一層のサービス向上を目指したい」と説明する。[br] 大久保支店は八戸市の白銀支店に統合。大間支店風間浦出張所と青森市の篠田支店三内出張所は、それぞれ母店に統合する。廃止となる3店舗は、いずれも11月13日まで営業し、同16日に統合される予定だ。[br] 総代会で益子政士理事長は「愛された店舗を閉めるのは心苦しい選択だが、限りある経営資本をどのような事業に使っていくかを考えた結果だ」と述べ、店舗網の見直しに理解を求めた。[br] 一方、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受ける地域経済に関し、「経営が厳しい企業を救済するため、迅速な融資対応に全力で取り組む」と強調した。今年11月に廃止となる青い森信用金庫の大久保支店=19日、八戸市