野辺地町が新総合体育館建設を断念/国スポ会場を野辺地高体育館のみと打診

競技会場を野辺地高校体育館にする意向を明らかにする野村秀雄町長=10日、野辺地町役場
競技会場を野辺地高校体育館にする意向を明らかにする野村秀雄町長=10日、野辺地町役場
野辺地町の野村秀雄町長は10日、2025年に青森県内で開催される「第80回国民スポーツ大会」のハンドボール競技少年の部の会場について、青森県立野辺地高の体育館とする意向を明らかにした。既に県側に伝えているという。併せて、同会場などとして整備.....
有料会員に登録すれば記事全文をお読みになれます。デーリー東北のご購読者は無料で会員登録できます。
ログインの方はこちら
新規会員登録の方はこちら
お気に入り登録
週間記事ランキング
野辺地町の野村秀雄町長は10日、2025年に青森県内で開催される「第80回国民スポーツ大会」のハンドボール競技少年の部の会場について、青森県立野辺地高の体育館とする意向を明らかにした。既に県側に伝えているという。併せて、同会場などとして整備する予定だった新総合体育館については、建設計画自体を正式に中止した。[br] 町は当初、町運動公園内に、事業費約27億3千万円でハンドボールコート2面を確保できる新総合体育館を整備し、同競技会場とする計画を立てていた。[br] しかし、昨年就任した野村町長が財政状況などを理由に計画を凍結。さらに10日に開会した町議会定例会で、「町民にとって必要不可欠な施設か疑念を抱かざるを得ない」などとして中止を表明した。[br] 新総合体育館に代わる会場として、町は既存の町立体育館と野辺地高体育館を合わせて、競技開催に必要なコート2面分を確保する考えを示していた。だが、町立体育館が県の前提条件とする耐震性を有していないために断念。4月に同校体育館のみを会場とすることを県へ打診したという。[br] 打診を受けた県はコート2面が必要なことから、同校体育館を軸としながら、会場について県ハンドボール協会などと協議するとしている。[br] 野村町長は取材に「少年の部の主体が野辺地町であることに変わりはない」と強調した。一方、町ハンドボール協会の関係者は「町内のみで開催できないのは非常に残念。盛り上がりに欠けることがないように、町にはしっかりと進めてほしい」と複雑な様子で語った。競技会場を野辺地高校体育館にする意向を明らかにする野村秀雄町長=10日、野辺地町役場