二戸・金田一温泉センター整備・事業費1億5千万円増、オープン22年3月にずれ込む

二戸市は3日の市議会議員全員協議会で、公民連携で進める金田一温泉周辺地区まち再生事業の温泉センター建て替えについて、6億円と見込んでいた建設事業費が7億5千万円に膨らむことを明らかにした。開設時期は、2022年3月までを目指すとし、20年秋.....
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 二戸市は3日の市議会議員全員協議会で、公民連携で進める金田一温泉周辺地区まち再生事業の温泉センター建て替えについて、6億円と見込んでいた建設事業費が7億5千万円に膨らむことを明らかにした。開設時期は、2022年3月までを目指すとし、20年秋としていたこれまでの目標より、1年以上遅れる見通し。[br] 当初計画の見積もりの甘さなどから、建設事業費が予算内に収まらず、設計を見直したのが主な要因。[br] 建設費6億円のうち、市は2億円を出資予定だったが、さらに5千万円を追加する。9日開会の市議会定例会に増額分を盛った20年度一般会計補正予算案を提案する。[br] 事業費の残り5億円は、温泉センター整備などのために立ち上げられた、地元の特定目的会社「カダルエステート」が金融機関から融資を受けて負担する。[br] 設計見直しによって、宿泊施設の部屋数などが縮小される。建設工事は市内業者が担い、21年内に完了する見込み。[br] 同温泉周辺地区の公民連携事業は、老朽化が進んでいた、市所有の温泉センターの建て替えに合わせ、隣接するプールや都市公園を一体的に再整備する計画。温泉センターの建て替えや運営を民間事業者が担うことで、市の財政負担を抑え、地域経済の好循環を生み出す狙いがある。