久慈、二戸、九戸3市村が「スワロー号」存続を要望/岩手県

佐々木淳部長(左)に要望書を提出する遠藤譲一久慈市長(左から2人目)ら=3日、岩手県庁
佐々木淳部長(左)に要望書を提出する遠藤譲一久慈市長(左から2人目)ら=3日、岩手県庁
JRバス東北が二戸―久慈間で運行する路線バス「スワロー号」を巡り、久慈、二戸、九戸の3市村は3日、岩手県に路線の維持と存続を要望した。 スワロー号は2002年、新幹線駅がある二戸と県北沿岸部の久慈を結ぶ地域間交通として、1日11往復で運行を.....
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 JRバス東北が二戸―久慈間で運行する路線バス「スワロー号」を巡り、久慈、二戸、九戸の3市村は3日、岩手県に路線の維持と存続を要望した。[br] スワロー号は2002年、新幹線駅がある二戸と県北沿岸部の久慈を結ぶ地域間交通として、1日11往復で運行を開始。しかし、利用者数の減少などを受けて段階的に減便され、今年4月には1日5往復となった。[br] 要望では「事業者のみでは路線の維持、存続が難しい」とし、国や県の支援が受けられる生活交通路線に認定するよう求めている。[br] 同日、遠藤譲一久慈市長や晴山裕康九戸村長らが県庁を訪れ、佐々木淳県ふるさと振興部長に要望書を提出。遠藤市長は「バスがなくなれば、車に乗れない高齢者らの移動手段が失われる」、晴山村長は「通学にも使われ、『住民の足』となっている」と話した。 佐々木部長は、生活交通路線として判断するための調査を本年度に実施することを明らかにし、「県北振興の重要路線と認識しており、県としても維持、存続に努めたい」と述べた。佐々木淳部長(左)に要望書を提出する遠藤譲一久慈市長(左から2人目)ら=3日、岩手県庁