「特別定額給付金」むつ、久慈では対象世帯9割以上に支給完了/北奥羽地方・市部進捗状況まとめ

各地で進む特別定額給付金の給付に向けた作業。八戸市では落ち着きを見せつつある=29日、八戸市庁
各地で進む特別定額給付金の給付に向けた作業。八戸市では落ち着きを見せつつある=29日、八戸市庁
北奥羽地方で、国民一人当たり10万円が配られる「特別定額給付金」の給付が進んでいる。むつ市や久慈市では、既に対象世帯の9割以上の給付が完了。八戸市や二戸市も給付率が8割を超えた。現時点で目立ったトラブルなどはなく、手続きが順調に進んでいる格.....
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 北奥羽地方で、国民一人当たり10万円が配られる「特別定額給付金」の給付が進んでいる。むつ市や久慈市では、既に対象世帯の9割以上の給付が完了。八戸市や二戸市も給付率が8割を超えた。現時点で目立ったトラブルなどはなく、手続きが順調に進んでいる格好。各自治体は、今後もスピードと正確さを両立させ、作業に当たる考えだ。[br] 全国の中核市の中で最も早い6、7日に対象の約10万9千世帯に申請書類を配布した八戸市。書類の封入や発送などの準備作業には約300人、申請を受け付けた後の確認作業には約200人の職員を投入し、休日返上での人海戦術を展開した。[br] この結果、一定の人口を抱える中核市としては、いち早く支給がスタート。29日までに全対象世帯の81・0%に当たる約8万8500件の給付が完了した。[br] 青森県内で同じ中核市の青森市もオンライン申請分については15日から給付が始まっているものの、大半を占めるとみられる郵送申請分の給付開始は6月3日となる予定。八戸市が先行する形となっており、市の池田和彦福祉部長は「多くの職員を割いて対応したのが奏功し、早く配ることができた。今後もスムーズな支給作業に当たりたい」と強調する。[br] 北奥羽地方の自治体は、全国で見られる、二重給付などの大きなトラブルもなく、市部でも給付率が高い状況にある。[br] むつ市は93・5%(29日現在)、久慈市は90・4%(27日現在)とそれぞれ9割超え。二戸市も85・1%(28日現在)と8割を超える。[br] 十和田市は29日までに申請があった2万4771件のうち、1万1842件について6月3日までに給付予定。三沢市は対象の1万9450世帯のうち、28日までにオンライン申請分の372件が給付済みで、6月1日には郵送申請分も含め、さらに約3200件が完了する見通しという。[br] 各自治体は今後も「一日も早い給付」に向け、適切に作業を進める考えだ。各地で進む特別定額給付金の給付に向けた作業。八戸市では落ち着きを見せつつある=29日、八戸市庁