青森県立美術館、八戸市新美術館など5館が連携して新事業/県内をアートで周遊

連携事業を始める青森県内の公立美術館(写真はコラージュ、左上から時計回りに、十和田市現代美術館、弘前れんが倉庫美術館、県立美術館、国際芸術センター青森。八戸市新美術館は建設中)
連携事業を始める青森県内の公立美術館(写真はコラージュ、左上から時計回りに、十和田市現代美術館、弘前れんが倉庫美術館、県立美術館、国際芸術センター青森。八戸市新美術館は建設中)
青森県は本年度から、県内にある公立美術館5館が連携し、共同で企画展のPRなどを行う「青森アートミュージアム5館連携事業」に取り組む。対象となるのは、十和田市現代美術館、県立美術館(青森市)、国際芸術センター青森(同市)、21年度開館予定の八.....
有料会員に登録すれば記事全文をお読みになれます。デーリー東北のご購読者は無料で会員登録できます。
ログインの方はこちら
新規会員登録の方はこちら
お気に入り登録
週間記事ランキング
 青森県は本年度から、県内にある公立美術館5館が連携し、共同で企画展のPRなどを行う「青森アートミュージアム5館連携事業」に取り組む。対象となるのは、十和田市現代美術館、県立美術館(青森市)、国際芸術センター青森(同市)、21年度開館予定の八戸市新美術館と、今年6月1日にプレオープンする弘前れんが倉庫美術館。共通のホームページ(HP)を立ち上げたり、テーマごとにアートを巡る観光コースを提案したりする予定で、美術館を拠点にした県内周遊を促進したい考えだ。[br] 県内では八戸と弘前で新しい美術館が開館するほか、十和田市現代美術館が今年でグランドオープン10周年を迎えるなど、周年行事が続く。一方でこれまでは美術館同士の連携が不足し、それぞれの施設の知名度が低いことも課題だった。[br] 事業は2カ年計画。5館の連携体制を構築するため今年6月に協議会を立ち上げる。HPでは5館で行っている企画展の情報を一目で確認できるようにする。[br] 県内の美術館は、弘前市出身の奈良美智氏、水玉模様の作品が有名な草間彌生氏ら著名な画家の作品を展示しているほか、建物も世界的に活躍する建築家が設計したもの。[br] 周遊の参考になるように、HPには「建築」「縄文」などのテーマごとに県内のアート作品をまとめたページも設ける予定だ。将来的には、5館で共通のテーマを設けた企画展の開催なども考えているという。[br] 県立美術館経営管理課の小田桐立人課長は「美術作品だけでなく、建築や縄文などさまざまな分野のファンに来てもらえるようにしたい。県内の人が魅力を再発見する機会にもなれば」と期待を込めている。連携事業を始める青森県内の公立美術館(写真はコラージュ、左上から時計回りに、十和田市現代美術館、弘前れんが倉庫美術館、県立美術館、国際芸術センター青森。八戸市新美術館は建設中)