エゾハルゼミの羽化「新緑のような美しさ」/南八甲田・蔦(十和田)

木につかまって羽化するエゾハルゼミ=27日午後8時ごろ
木につかまって羽化するエゾハルゼミ=27日午後8時ごろ
ブナの森が広がる十和田市の南八甲田の蔦。その遊歩道を散歩すると「オーギィオーギィオーギィ、ケケケケケケ」という不思議な鳴き声が聞こえる。5月下旬から6月にかけて繰り広げられるエゾハルゼミの大合唱だ。 27日夜、遊歩道沿いのブナやカエデの幹を.....
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 ブナの森が広がる十和田市の南八甲田の蔦。その遊歩道を散歩すると「オーギィオーギィオーギィ、ケケケケケケ」という不思議な鳴き声が聞こえる。5月下旬から6月にかけて繰り広げられるエゾハルゼミの大合唱だ。 27日夜、遊歩道沿いのブナやカエデの幹を探すと、エゾハルゼミの羽化を見ることができた。地中からはい出た2センチ足らずのセミの幼虫は木の幹につかまると動かなくなり、やがて背中が割れて1時間ほどかけて羽化した。[br] 抜け殻につかまったエゾハルゼミの羽根が伸びると、筋の色はブナの新緑のような鮮やかな緑になった。その美しさは八甲田の神秘の一つだ。木につかまって羽化するエゾハルゼミ=27日午後8時ごろ