「武士道」の解説本発行/新渡戸記念館ボランティア団体

発行された著書「武士道に生きる―新渡戸稲造が説いた日本の精神」
発行された著書「武士道に生きる―新渡戸稲造が説いた日本の精神」
十和田市ゆかりの新渡戸稲造の名著「武士道」について解説した「武士道に生きる―新渡戸稲造が説いた日本の精神」(川口泰英(やすひで)さん=弘前市=著)が今月、発行された。稲造が世界に紹介した日本人の道徳観や、稲造が生きた時代の世界情勢、エピソー.....
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 十和田市ゆかりの新渡戸稲造の名著「武士道」について解説した「武士道に生きる―新渡戸稲造が説いた日本の精神」(川口泰英(やすひで)さん=弘前市=著)が今月、発行された。稲造が世界に紹介した日本人の道徳観や、稲造が生きた時代の世界情勢、エピソードなどを盛り込んでいる。[br] 「武士道」は1900(明治33)年に英文で出版された世界的なベストセラー。三十数カ国語に翻訳されている。[br] 「武士道に生きる」では、稲造の残した文章を引用しながら、時代背景などを踏まえて読み解いた。武士道とは、武士が持つべき「恥じることのない生き方」で、次第に社会全体に広まり、国民性になった―としている。[br] また、稲造が道徳の規範として掲げた「義・勇・仁・礼・誠・名・忠・克己」の徳目についても、分かりやすく表現している。[br] 装丁は、十和田市で建築設計事務所を開設する杉山貴亮(たかあき)さんが担当。桜の絵が描かれた「武士道」初版本へのオマージュとして、同市の官庁街の桜をデザインに取り入れたという。[br] 発行は同市の新渡戸記念館ボランティアKyosokyodo(共創郷土)で、関係者は「『武士道』に関する著書が青森県内から発行されるのは初めてで、意義深い」としている。[br] 税込み1320円。販売元の北方新社(弘前市)は、購入については近くの書店に問い合わせてほしいとしている。発行された著書「武士道に生きる―新渡戸稲造が説いた日本の精神」