下北地方中学校体育連盟(会長・岩本浩也むつ市立大平中校長)は26日、同地方中学校体育大会夏季大会を7月に延期して開催することを決めた。新型コロナウイルス感染予防のため、日程は7月18、19日と同23~26日に分散し、生徒と関係者のみの無観客で行う。[br] 大会は当初、むつ市などで6月13、14日に実施予定だった。青森県中体連が今月8日に県大会中止を決定。地区大会開催は各地区中体連に判断が委ねられたことから、下北地方中体連は対応を協議。管内15校へのアンケートで「3年生に練習成果を発揮させるチャンスを与えたい」など、開催を後押しする記述が多かったことなどを踏まえて決定した。[br] 開催に当たっては、スポーツ庁のガイドラインを基に、日程分散や無観客での開催、消毒や換気なども実施して万全を期す。無観客開催のため、連盟として保護者向けに動画を撮影し、後日公開できるような対応も検討しているという。[br] 当初の予定通り全11競技の実施を目指すが、柔道のような接触が避けられない競技については、競技ごとに今後話し合って実施可否を判断する。会場や運営方針は「29日の連盟役員会で原案を詰める」(岩本会長)としている。[br] 大会開催に当たっては▽競技をインターネットでライブ配信▽6月に完成予定の市総合アリーナを競技会場として提供―することについて、むつ市側から協力の申し出を受けているという。[br] 岩本会長は「コロナ対策を十分に講じた上で、安全を第一に考えた大会運営に努める」と語った。