国際ホテル(青森市)破産 負債16億円、新型コロナ影響

運営会社が自己破産を申請した青森国際ホテル=26日、青森市
運営会社が自己破産を申請した青森国際ホテル=26日、青森市
民間信用調査会社の帝国データバンクと東京商工リサーチの両青森支店によると、青森市新町の「青森国際ホテル」を運営する国際ホテル(同市、中山大輔社長)は26日までに、事業を停止し、青森地裁に自己破産を申請した。申請は25日付。新型コロナウイルス.....
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 民間信用調査会社の帝国データバンクと東京商工リサーチの両青森支店によると、青森市新町の「青森国際ホテル」を運営する国際ホテル(同市、中山大輔社長)は26日までに、事業を停止し、青森地裁に自己破産を申請した。申請は25日付。新型コロナウイルスの影響で売り上げが激減していた。負債総額は約16億円で、同日付で従業員78人を全員解雇。事後処理は石岡隆司弁護士(同市)に一任する。新型コロナに関連し、倒産した宿泊業者は青森県内初めて。[br] 青森国際ホテルは1948年に開業し、市内で高い知名度を誇る。宴会やレストランを中心に事業を展開。同業他社との競合激化や、ブライダルの落ち込みで業績は悪化していた。[br] 今年に入り、宴会や宿泊のキャンセルが相次ぎ、売り上げが激減。4月21日から全館休業し、7月の再開を目指していたが、資金繰りが限界を迎え、事業継続を断念した。[br] 土地と建物は、蔦温泉(十和田市)などの温泉旅館を運営する城ケ倉観光(青森市、丹野智宙代表取締役兼最高経営責任者)が5月20日に買収。一部の従業員を引き受け、営業再開へ準備を進める方針だ。運営会社が自己破産を申請した青森国際ホテル=26日、青森市