八戸のPCR検査施設、6月1日開設/市内の検査体制強化

八戸市でのPCR検査体制の強化を表明する小林眞市長=25日、市庁
八戸市でのPCR検査体制の強化を表明する小林眞市長=25日、市庁
八戸市の小林眞市長は25日の定例会見で、市医師会が「新型コロナウイルス検査センター」を6月1日に開設することを明らかにした。センターは、PCR検査の検体採取や、首都圏などにある民間検査機関への検査依頼を実施する。市は市内での検査体制が強化さ.....
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 八戸市の小林眞市長は25日の定例会見で、市医師会が「新型コロナウイルス検査センター」を6月1日に開設することを明らかにした。センターは、PCR検査の検体採取や、首都圏などにある民間検査機関への検査依頼を実施する。市は市内での検査体制が強化されると強調している。[br] 市によると、市がセンターに対し、PCR検査を集中的に実施する帰国者・接触者外来(地域外来・検査センター)の運営を委託する。[br] センターは、市と契約した市内や三戸郡内の医療機関からの依頼を受け、原則として、毎週月、水、金曜の週3回、完全予約制、ドライブスルー方式で、検体採取や民間検査機関への検査依頼を行う。[br] 開設場所は非公表。検査は、不特定の個人から予約を受け付けず、医療機関で検査が必要と認められた人が対象となる。[br] これまで感染した可能性のある人が検査を受けるには、保健所が設置している帰国者・接触者センターに相談した後、帰国者・接触者外来を受診。その後、検体を採取する―という流れとなっていた。[br] 新たなセンターが設置されることで、医師が必要と判断した場合は保健所を介さずに検査が受けられるようになり、より多くの検査の実施や感染患者の早期発見が可能になるという。[br] 市は26日に関連経費4千万円を専決処分する方針。小林市長は「今後も感染症対策に全力で取り組む」と強調した。[br] 一方、取材に対して市医師会の高木伸也会長は「かかりつけ医が必要と判断した場合、すぐに検査ができる。これまで以上にスピード感を持って対応できるほか、患者にとっては、相談しやすくなるメリットもあるだろう」としている。八戸市でのPCR検査体制の強化を表明する小林眞市長=25日、市庁