【新型コロナ】八戸市中学校体育大会夏季大会中止、代替大会も行わず

新型コロナウイルス禍で開催の可否が検討されてきた地区中学校体育大会夏季大会について、八戸市中体連(会長・佐々木敏文市立第一中校長)は22日、同市大会を中止すると発表した。感染拡大防止への取り組み継続を優先し、練習不足による試合中の事故やけが.....
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 新型コロナウイルス禍で開催の可否が検討されてきた地区中学校体育大会夏季大会について、八戸市中体連(会長・佐々木敏文市立第一中校長)は22日、同市大会を中止すると発表した。感染拡大防止への取り組み継続を優先し、練習不足による試合中の事故やけがのリスクを考慮した上で判断した。代替大会も開催しないことが決まり、最上級生の多くは今春以降、力試しの舞台がないまま部活動を“引退”することになる。[br] 夏季大会を巡っては、県中体連が今月8日に県大会の中止を決定。地区大会については、各地区中体連に開催可否の判断を委ね、開催する場合は7月下旬から8月上旬とするよう要請していた。市中体連は今月15日の会合で当初日程(6月13~15日)での開催を見送り、今月中に市中学校長会の判断を踏まえて延期か中止を決める―としていた。[br] 市中体連によると、19日に行われた定例の校長会で、6月以降の部活動に関する指針について市教委から情報提供を受けた上で、地区大会の開催可否を協議。[br] 開催した場合に▽生徒や保護者、運営側の安全確保が困難▽長期間部活動を実施できていないことによるけがのリスク▽競技によっては「3密」の状況が避けられない▽期末考査など学業と両立した日程確保が難しい―ことなどを考慮し、代替大会も含めて開催困難との結論に達した。市教委が6月以降の教育活動に関する指針を公表した22日に合わせて発表した。[br] 新人戦に当たる秋季大会、氷上競技を行う冬季大会は、状況を見ながら開催可否の検討を続ける。[br] 佐々木会長は取材に「特に3年生の心情を考慮し、開催に向け、ぎりぎりまで可能性を模索した。3年生にとって集大成となる大会の中止は苦渋の決断だった」と理解を求めた。[br] 青森県南地方の地区夏季大会は、三戸郡がすでに中止を決め、競技部ごとに規模を縮小した「競技会」の開催を検討中。上北地方、下北地方は来週にも結論を出す見通しだ。