【新型コロナ】テレワーク、遠隔授業、オンライン飲み会など/ICT活用のコミュニケーション需要増、社会はどう変わるのか

テレワーク、遠隔授業、オンライン飲み会―。新型コロナウイルスの影響で、情報通信技術(ICT)を活用したコミュニケーションの需要が増加している。ICTの活用が進むと、社会はどう変わるのか。あおもりIT活用サポートセンターの理事で、現役のプログ.....
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 テレワーク、遠隔授業、オンライン飲み会―。新型コロナウイルスの影響で、情報通信技術(ICT)を活用したコミュニケーションの需要が増加している。ICTの活用が進むと、社会はどう変わるのか。あおもりIT活用サポートセンターの理事で、現役のプログラマーでもある古川勝也さん(40)は、働き方や学び方が多様化する可能性を指摘する。[br] 古川さんは弘前市在住。ウェブサービスの開発、プログラミングやウェブサイト作成について学びたい人に向けた指導などを行っている。今回の取材は、実際にウェブ会議システムを使って実施した。[br] 新型ウイルスの影響で、テレワークやウェブ会議が注目されているが、「無料通信アプリのLINEなどインターネットを使ったコミュニケーションは実は普段からやっている」と古川さん。集まった状態で行っていた学校の授業や仕事などが急にオンラインに移行したため、大変だと感じる人が多いのでは―と見る。[br] 古川さんの小学生の娘は新型ウイルスによる外出自粛期間中に、オンラインでピアノのレッスンを始めたという。同じように囲碁や将棋などオンラインでも指導を受けられそうな習い事は多い。「ICTを活用すれば、青森のピアノ教室に沖縄の子どもが通うこともできる」[br] それだけでなく、スポーツや料理など、自分が趣味でやっていたことを「レッスン」として発信できるようになることも想定される。学区という概念がなくなり、青森にいながら県外の高校に通うことも可能になるかもしれない。「市場が地域に限られなくなる。そんな日も遠くない」という。[br] ウェブ会議システムなどの活用が進めば、会社に集まる必要もなくなり、働き方も大きく変わりそうだ。会社に誰も出社せず、全員がテレワークする時代も来るのだろうか。[br] 古川さんは「全員に同じ働き方が向いているとは思わない」と指摘。「一律の働き方をすることは諦めて、自分に合った環境を選べる方がいい」と強調した。