「北のグルメ都市」前代表取締役が提訴/解任決めた株主総会無効求め

八戸屋台村「みろく横丁」の運営会社「北のグルメ都市」が今月8日に開いた臨時株主総会で代表取締役を解任された岩岡徳衛氏は16日、北のグルメ都市を相手取り、総会の決議無効を求めて青森地裁八戸支部に提訴したことを明らかにした。原告は岩岡氏が代表を.....
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 八戸屋台村「みろく横丁」の運営会社「北のグルメ都市」が今月8日に開いた臨時株主総会で代表取締役を解任された岩岡徳衛氏は16日、北のグルメ都市を相手取り、総会の決議無効を求めて青森地裁八戸支部に提訴したことを明らかにした。原告は岩岡氏が代表を務める企業「岩徳」で、北のグルメ都市の株主。岩岡氏は総会で決議に異議を唱えていた。提訴は15日付。[br] 北のグルメ都市では、岩岡氏と別の男性取締役が昨年12月、当時の代表取締役による不適切な会計処理で使途不明金があったと主張したのをきっかけに、内部対立が表面化。当時の代表取締役と専務取締役は不正を否定しつつも、今年1月に辞任した。北のグルメ都市の株主は、この4人(企業としての株式保有を含む)で構成される。[br] 関係者によると、臨時株主総会は当時の代表取締役側が招集し、▽岩岡氏と男性取締役の解任▽新たな取締役の選任―の2議案を賛成多数で決議。この結果、取締役は新任された中居翔三氏の1人体制となった。当時の代表取締役は中居氏の義父に当たる。[br] 岩岡氏は訴状で、北のグルメ都市の発行済み株式全100株のうち、本来は北のグルメ都市が企業として保有する20株について、当時の代表取締役と専務取締役が株主総会の議決を経ずに10株ずつを取得したと主張。持ち株比率に錯誤があるため、臨時株主総会の決定事項は全て無効―と訴えている。[br] 一方、当時の代表取締役の代理人として臨時株主総会に出席した弁護士は取材に「コメントできる立場にはない」とした。