岩手県民、震災復興実感46・8%

岩手県は11日、東日本大震災からの復興状況を県民に継続的に尋ねる意識調査の結果(速報)を発表した。県全体の復興が「進んでいる」「やや進んでいる」と答えた人は、昨年より6・1ポイント増の計46・8%で、増加傾向が続いた。「遅れている」「やや遅.....
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 岩手県は11日、東日本大震災からの復興状況を県民に継続的に尋ねる意識調査の結果(速報)を発表した。県全体の復興が「進んでいる」「やや進んでいる」と答えた人は、昨年より6・1ポイント増の計46・8%で、増加傾向が続いた。「遅れている」「やや遅れている」とした人は4・2ポイント減の計25・9%だった。[br] 地域別に見ると、県全体の復興が進んでいる、やや進んでいると答えた人は、沿岸部で昨年比4・2ポイント増の計52・7%となり、調査開始後初めて5割を超えた。内陸部は6・6ポイント増の計45・4%となった。[br] 復興を実感する割合が増加した背景について、県復興局は「三陸沿岸道路などハード面の整備が進んだことが要因ではないか」としている。[br] このほか、現在の生活が震災の影響をどの程度受けているかを尋ねる問いでは、内陸部の計76・2%が「影響を受けていない」「あまり影響を受けていない」と回答。これに対し、沿岸部は半数以下の計45・8%にとどまり、意識の差が見られた。[br] 調査は2012年から年に1回実施。今回は今年1~2月、県内に住む5千人に調査票を郵送し、3182人から回答を得た。